今日は、ベンツC350e(S205)のメイン、サブバッテリーの交換作業がありました。初めて作業するモデルでしたので予め予習はしていましたが、同じエンジンとシステムのE350eとはメインバッテリーの適合製品、搭載位置、場所も異なりとって付けた感のあるメインバッテリーの交換作業は一筋縄にはいきませんでした。
ベンツC350e(S205)プラグインハイブリッドのバッテリー交換方法
W205やW213では、OBDⅡカプラーのヒューズが飛んだ経験があるのでジャンピング用の端子からバックアップ電源に繋いでおきます。
通常モデルのW205、S205とは異なりましてリヤカーゴスペース下にメインバッテリーが搭載されていますのでプッシュリベットを取り外してフロアカバーも取り外しておきます。
するとメインバッテリーが見えるには見えるのですが、脱着スペースを確保するには補強バーとその付属パーツ、バッテリー上面のステーの取り外しが必要になります。
先ずは、補強バーを取り外しませんとバッテリー上面のステーにアクセスすら出来ませんので補強バーについている付属パーツを取り外して2カ所のカプラーも抜いて作業空間を確保しておきます。
この補強バーもやっかいでして、ワゴンモデルは内張りが邪魔で手が入らないどころか逆トルクスですのでソケットしか使用できる工具がありません。
反対側も同様です。
この補強バーを取り外して初めてバッテリー上面の固定ステーにアクセス出来るようになります。
全部で4か所のナットを取り外していきます。
これで上面のステーは上方向にスライド出来るのでこの状態でメインバッテリーがスライド出来ると予習していたのですが・・・実際はビクともしませんでした。
ミラーを当てて覗いたところ、上面の固定ステーも13mmのボルトでボディーに固定されていることが判明しましたので手探りでこの2本のボルトを外して上面のステーをフリーにします。
これでようやくプラスターミナルにアクセス出来るようになりました。画像は旧バッテリーを取り外したところです。
新バッテリーを元あったように取り付けていきます。固定ステーはここだけなのですが上面のステーを3cmほど浮かしただけではバッテリーの向きを変えられるほどのスペースは確保することは出来ませんでした。
上面のステー、補強バーとその付属パーツを元あったように組み付けカバーを元に戻してメインバッテリーの交換作業は終了です。
最後にコーディング作業(バッテリー交換履歴の登録)を行います。
EVモードに入るのに少しお時間がかかったようですが、DTC(トラブルコード)はどこにもありませんでしたし、車側がバッテリーが新しくなったことを認識するのはメルセデスの場合どうも車によって個体差があるようです。
Brite Star AGM 92-L5 92Ah ¥38,000 税込 交換工賃¥7,700
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ベンツC350e(S205)のサブバッテリーの交換方法
今度はこちらOBDⅡカプラーからバックアップ電源に繋いでおきます。
サブバッテリー(バックアップバッテリー)の搭載位置、場所は他のグレードと同じ助手席側の足元になります。
スカッフプレートとフロアマットを取り外しておきます。
フロアカーペットを捲り、カバーを取り外しておきます。10mmのナット3カ所で固定されています。
プラス、マイナス両方のターミナルを外しバッテリー本体を手前方向に引き抜きます。マイナス側の短側面には排気ホースがありますのでこれも旧バッテリーから抜いておきます。
旧バッテリーを取り外したところです。
PHEVは、他の205とは違いましてボルテージコンバーターでは無く10Ah 170CCAの高さ寸法の低い一回り小さなバッテリーです。
これから取り付ける「BOSCH BLA-10」のCCA値の実測値です。カタログスペックは190CCAですので優秀です。
元あったように取り付けサブバッテリーの交換作業は終了です。
BOSCH BLA-10 ¥17,600 交換工賃¥3,300
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