今日は、MAZDA2のバッテリー交換作業がありました。ご多分に漏れずマツダの車はバッテリー交換後におまじないのような作業がございます。
MAZDA2のバッテリー交換方法
どうせ後から「マイナスターミナルを外して5分放置する」という手順があるのですが一応最初にバックアップ作業を取ってします。
一般的な国産車と同じでバッテリー上面の固定ステーで車両にバッテリーが固定されているタイプですので10mmのスパナが1本あればバッテリー交換作業は可能です。
旧バッテリーを取り外したところです。
新バッテリーを元あったように車に取り付けていきます。アイドリングストップ機能付き車用の「S-95」が装着されていましたので同じ型番のバッテリーを取り付けます。
両方のターミナルと固定ステーを取り付けバッテリー本体の交換作業は終了です。
初期化、リセットにについては後述でご案内させていただきますが、マイナスターミナルの電流センサーの取り外しにはこの灰色のツメを左方向にスライドさせて抜く必要があります。
マイナス端子を外して電流センサーのカプラーを外すとこんな感じになります。
マツダ車全般に言えることですが、アイドリングストップ機能付きのMAZDA2は、バッテリー交換作業後に以下の初期化の手順が必要になります。
- バッテリー充放電積算量のリセット
- ISC(アイドリングストップコントロール)の初期化
- ステアリング舵角センサーの初期化
- パワーウィンドーのオート機能の初期化
バッテリー充放電積算量のリセット
- キーをONにする。
- 左足でブレーキペダルを踏み込んでおく。
- セレクトレバーをN(ニュートラル)レンジにする。
- 5秒以上右足でアクセルペダルを踏み込む。
- 充電警告灯が点滅することを確認する。
- アクセルペダルのオン、オフを3回行う。
- 充電警告灯が点滅から点灯に変ることを確認する。
- セレクトレバーをPレンジにしてブレーキペダルを離し、キーをオフにする。
バッテリー本体のマイナスターミナルと電流センサーの作業をします。
- マイナスターミナルを外し5分以上放置する。
- 電流センサーを切り離す。
- マイナスターミナルをバッテリーに接続させる。
- 10秒以上経過後、電流センサーを接続させる。
この後、また車内に戻って作業します
- キーをオンにして15秒以上経過させる。
- i-stop オフスイッチを10秒間押し続ける。
- i-stop表示が緑の点滅になることを確認する。
- キーをオフにする。
- ボンネットを閉じてエンジンを始動させ、暖気運転をする。
ステアリング舵角センサーの初期化作業をします
エンジンをかけた状態でハンドルを右いっぱい、左いっぱいにロックするまで何度か切る。
パワーウィンドーのオート機能の復帰作業を行います
運転席のパワーウィンドーを、一番上まで引き上げ、その状態を2秒間保持する。次に一番下まで引き下げその状態を2秒間保持する。
最後にISCの学習機能の確認を行います
- キーをオン(エンジンは停止状態)にして、5秒以内にi-stopオフスイッチを3秒以上長押しする。
- i-stop警告灯がオレンジに点灯することを確認する。
- エンジンを始動し、i-stopオフスイッチを押す。
- i-stop警告灯がオレンジの点灯から緑の点滅(または消灯)に変ることを確認する。
- i-stop表示灯の緑の点滅が消灯するまでアイドリング状態を維持する。
- i-stop表示灯の緑の点滅が消灯したらキーをオフにする。
- 再びエンジンを始動してi-stop表示灯が消灯していることを確認する。
以上です。手早く作業しても15~20分くらいかかります(汗)この通りにならない場合は、「バッテリーが満充電状態ではない」など、何らかの原因がありますのでご留意ください。
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