SE44J シグナスX

シグナスX(SE44J)1YPのエンジン脱着方法

更新日:

先日、シグナスXのエンジンメンテナンス(〇〇アップキット組み込み)の為、エンジンAssyの脱着を行いましたので、備忘録としてここにその手順をここにご紹介させていただきます。作業手順は必ずしもこの手順で・・・というものではございません。多少前後しても問題無い箇所、部分もあるものと思います。

シグナスX-SR SE44J(1YP 国内仕様)のエンジン脱着

Dsc_1385

最初に、メットインボックスを取り外します。10mm×4本のボルトで固定されています。

Dsc_1386

次に、タンデムバーを取り外します。ここも10mm×4本のボルトで固定されています。

Dsc_1387

シート下前面の黒いカバーを外します。プラスネジ4本です。

Dsc_1388

タンデムバー下のセンターカウルを外します。プッシュリベット×2箇所です。プッシュリベットは、センター部分を押し込んだ状態にすれば外すことが出来ます。カウル類は、どれもツメがありますので、ツメを折らないようにどの方向に引けばツメが外れるのか確認しながら慎重に作業します。

Dsc_1389

テールレンズ上のセンターカウルを外すと、2箇所のプラスネジがあるのでこれを外しておきます。

Dsc_1390

左右のサイドカウルを外します。プラスネジタイプのリベットですが、これも中央部分を緩めて少し浮かしてやればリベット全体を外すことが出来ます。

Dsc_1392

サイドカウルの横部分は、先ほどと同じプッシュタイプのリベットです。

Dsc_1393

白部分のサイドカウルを外すと、10mmボルトがありますので、これを外して銀部分のサイドカバーを外します。

Dsc_1394

コネクター類を外すため、ステップ下の右サイドカバーを外します。ここはトルクスネジで固定されています。

Dsc_1396

リヤフェンダーAssyを取り外します。10mm×3箇所です。テールレンズに繋がるコネクターとギボシ(緑色)も外しておきます。

Dsc_1397

リヤフェンダーAssyの1箇所の10mmネジは、ナンバー下に隠れていますので、最初にナンバーを外してから作業します。

Dsc_1398

マフラーを外しておきます。エキパイのフランジ部分は12mm×2本です。画像のようにエクステンションがあれば難なく作業できます。

Dsc_1399

マフラー(ノーマル)部分は、3箇所のボルトで固定されています。

Dsc_1400

次に、コネクター、カプラー類を抜いていきます。先ずは、右ステップ下の2箇所のカプラーから・・・。

Dsc_1402

その並びに、黒いコネクターが1箇所ありますのでこれも抜いておきます。

Dsc_1403

プラグ上のカプラーも抜いておきます。

Dsc_1404

次に、エアクリーナーボックス、インマニ、スロットルボディー、インジェクターをエンジンから取り外します。この部分はヘキサゴンです。

Dsc_1405

エアクリーナーボックスは、10mm×2箇所です。奥まった位置にあるので、ここもエクステンションが必要になります。

Dsc_1406

エアインテークからホースを切り離し・・・

Dsc_1407

この部分のクリップを緩めて外します。これでエアクリーナーボックスごと取り外せます。

Dsc_1408

スロットルボディーのカプラーを2箇所外します。

Dsc_1410

インジェクターも取り外しておきます。

Dsc_1411

インジェクターやスロットルボディーをよけておき、取り外したハーネス類をまとめているゴムカバーを外します。

Dsc_1412

プラグコードをプラグから外します。これでハーネス類と補機類の取り外しは終わりです。

Dsc_1413

次に、Vベルトのインテークパイプを外しておきます。

Dsc_1414

リヤショックの上部を外します。14mm×2本です。

Dsc_1415

最後に、リヤブレーキです。最初に、この部分(10mm)のステーをエンジンから取り外しておきます。

Dsc_1416

調整用のストッパーを外し、ワイヤーをフリーな状態にしてやります。

Dsc_1417

スプリングを外し、前側にワイヤーを引いてやれば切り離すことが出来ます。

Dsc_1418

これで、エンジン脱着の準備は整いましたので、ステップボード下に適当な木材を当てがい、ジャッキで固定しておきます。○印部分のボルト(14mm)を緩めてシャフトを抜けばフレームからエンジンAssyを切り離すことが出来ます。

Dsc_1419

ハーネス類がタイラップ等でクランプされてる箇所がありますので、それらに注意しながらリヤタイヤごと後方向にゆっくり引き抜いていきます。

Dsc_1421

ステップボード下のジャッキだけでは不安定ですので、出来ればこのようにバックアップとして後フレームを吊るしておいてやれば万一の転等も防止出来ると思います。

Dsc_1422

画像では、取り外したボルトやナット類は出来るだけ元の位置に取り付けてあります。また、メインフレームとの接続シャフトには、カラーやワッシャー類がありますので、取り付けの際には、順序を間違えないように注意してください。

尚、画像のこの状態ですと、ちょっと前方向に押すだけで簡単にセンタースタンドが外れてしまいますので、保管中は十分に配慮してください。

 

 

 

 

 

-SE44J, シグナスX

Copyright© 自動車バッテリー バスケスコーポレーションの店長ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.