■蓄電池の概要

 #蓄電池の概要
1.蓄電池とは。
  蓄電池とは、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して保存しておき、必要に
    応じて電気エネルギーを取り出して使う電気機器のことで、第1次電池(マンガン
    電池)と異なるところは、反応が可逆的である点である。この時、電気エネルギー
    を蓄電池から取り出して使うことを放電といい、電気エネルギーを化学エネルギー
    に変換して蓄電池に保存しておくことを充電という。

2.フォークリフトに、なぜ蓄電池を使うのか。
   他の電気機器に比べてクラッド(Clad)式鉛蓄電池は、次のような多くのメリット
   を持っているからである。
  (1)コードレス電力原である。
     電力線及び配線などが設置されていないところでも大電力を供給することが
     できるのが大きなメリットと言える。
  (2)純粋な直流電源である。
     速度調節に使用されているサイリスター回路やモーター回路に良質の電力を
     供給する。
  (3)高性能・長寿命である。
     長時間高性能を維持し、各構成部品は、耐振動及び耐衝撃タイプであるため、
     安心して使える。
  (4)無騒音で安全な電力源である。
     振動、騒音、有害ガス、炎などが発生しない公害防止のための動力源である。
  (5)経済的で取扱いやすい。
     初めて取扱う人でも十分に維持・保守管理が可能である上、長期間の使用に
     よる故障などがなく、消耗品は電解液の中に入れられた精製水だけである。
     
3.蓄電池(端電池[Cell])の構造
  蓄電池は、電気エネルギーを貯蔵する陽極板(PositivePlate)と陰極板(Negative
  Plate)、両極板の短絡を防止する隔離板(Separator)、電池内の電気的導体及び
  作用部となる電解液、これらを受容する特殊プラスチック材質の電槽(Container),
    カバー(Cover)などで構成されており、その他にも電気エネルギーの出入口となる
    ポール(Pole)及び付属品からなっている。
    
   (1)陽極板:鉛合金製の格子板(Grid)の芯金にチューブを差し込んで、この
         チューブと芯金との間に活物質(鉛粉)を充電する方法をとっているが、
         活物質が抜けてしまうのを防止するためにチューブの下段をシーラーで
         防ぐ構造となっている。このような極板をクラッド式陽極板といい、寿命
         が長い上、性能が高い。
  
   (2)陰極板:鉛合金製の格子板に活物質(鉛粉と特殊薬品を薄い硫酸で練った
          もの)を塗ったもので、これをペースト(Paste)式陰極板という。
   
   (3)電解液:蓄電池に用いる電解液は、純度の高い無色無臭の濃い硫酸を精製水
          と混合したものであり、満充電時の比重は規定液面で1.280/25℃を標準と
          する。
   
   (4)隔離板:耐酸及び対酸化性に優れ、寿命が長くまた電気抵抗も小さい特徴
          を有している。



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