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■993と2年半、16,000km 後編 >>> 黒ラブさんのプロフィール

メカの印象ですが、エンジンが油圧タペットになり調整不要なのは財布
にもさることながら心理的にも楽です。また、従来深刻なエンジントラ
ブルの原因の一つだったスタッドボルト関係がメンテ項目から外れてい
るのも嬉しい事です。別部品である クランクケース・シリンダー・シリ
ンダヘッドを貫いて一体にまとめている スタッドボルトは、定期的に
増し締めしないと クランクケース側のネジ山が抜けてしまうトラブル
が発生する事例を多数聞いていたものでした。

潤滑油の交換は右下のサイドカバー外さないとタンクの油を抜けない
ので面倒で、2個ある油フィルターは大きい方が右後ホイールアーチ内
のカバーを外した奥だし、小さい方はエンジン下ですが干渉物を2個
外さないと取れないので大変。

干渉物の1つはヒートイクスチェンジャーのダクトで(これはまあ簡単
ですが)もう1つがクランクケースと油タンクを連結している油パイプ
なのですが、これを外すのは神経使います。ねじ込みでなくてパイプ
にO-リングをはめてアルミのクランクケースに差し込んであるのです
が、傷つけないように真っ直ぐに出し入れするのに慣れないと骨です。

でも、総量11リッターの潤滑油交換は2万kmごと、油フィルターは
4万kmごとの交換がメーカー指定なので、面倒でもまあいいかと。

後ろのホイールハウスがデーンと張り出しているのは外観上964と
大きく違うところですが、サスペンションがマルチリンクになった
のが大きな理由と聞いています。それまでのトレーリングアーム
との差を如実に体感できるほどの乗り方はしていないのですが、
新幹線速度でも気になる挙動は感じないのは確かです。

あとメカ的には911の伝統を踏襲しているので完成度は高いのだと
思われます。ただ、回転半径の大きいステアリングです。一昔前
のFF車よりずっと切れないのは何故かしら・・。

2年半、1万6千km走って故障は何もありませんで、専門ショップ、
ディーラーでの点検もまだ御願いしていませんが、そろそろ点火栓
の交換を御願いがてら周辺の点検を頼むつもりです。点火栓交換は
自分でやると干渉物外すのに一日がかりの感じです。ショップの
フラットレートでは2時間ですがもっとかかりそう。

ダブルイグニッションになっているのも点火廻りのメンテフリーを
指向しているのだと思われます。いろいろ迷信めいた話を聞かされ
たポルシェ911ですが、実際は何も新奇な、あるいは難しい事はなく
て30年前の設計をひたすら改良してきた結果が993で、根気さえあれ
ば自分でのメンテナンスは難しくないと感じています。ただ古い設計
のボディーに昨今のデバイスが詰め込まれているので、整備性には
問題ありと実感してます。

それと、構造を良く知らないガレージにメンテを頼むのは考え物と
思います。例えば右底を前方トランク下のオイルクーラーまで
通っている油パイプをリフトでつぶされてしまった話等聞きます。
前回の車検は何も悪い所なかったので何もせず陸事へ行きすんなり
パスでした。
  
この車、周りに危険・迷惑を及ぼさない限りで目一杯のスピードを
ストレスを感じずに楽しめる上品なおとなの乗りものと感じています。
枯れ葉マークつけてもかっ飛んでいたいと思っています。

終わりに一般的な話として、廻りを見ておりますと僭越な言い方
ですが、多くのが皆さん車に無用なお金をかけすぎと思います。
油脂、フィルター類、塗装保護、お任せ整備 etc。 
そして15年・20年乗るのかと思うとそうではなくて直ぐ乗り換える、
何か変ですね。特に潤滑油は化粧品感覚の高額商品があふれている
のは日本だけ現象ですが、買う方がおられるんでしょうねえ。 
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