1977年から始まった私の米国ビジネスですが、本腰を入れ始めたのが1980年
でした。仕事で中西部・東岸・西岸を毎週のように動き回っていたのですが、
空港からのレンタカーを取っかえ引っかえ乗り比べていると、各車の特徴が
相当わかってきます。
ジャグァーXJ6も、普通の料金で相当数レンタカーに出回っていた事もあり、
あこがれていた車なので何回か借りて乗りまして、「わかったもういいや」
と興味が終了した事などもありました。
米国車の品質がどんどん良くなって行く様子、排ガス含め規制が厳しくなる
に従い、多くの欧州車が米国から撤退して行った状況、日本車の出入り、
同一車種に対する日米での評価の違いと値付けの違い、等々をつぶさに実感
しておりました。
そんな折り、拙宅で新車から4年乗っていた フォードトーラスステーション
ワゴンを売ることになりました。 理由は子供達が帰国してしまい大荷物を
積んでの家族旅行の機会が無くなってしまった事と、車自体への不満でした。
つまり走安性が今ひとつ、中速以上で意気地のないモーター、保証期間中
でしたが度重なるディーラー通いにうんざりしていた事です。
$2万-で買い4年乗った車に$0.85万-の新聞広告を出したところ反応が直ぐ
あり、幼児が2人いる白人夫婦が買っていきました。 相場として$1.1万位
が上限のようでしたが、あえて話がすぐまとまる値付けにしました。
ちなみに地元紙への3行広告の料金は1週間掲載で$20-程度です。
ちょっと横道にそれて、米国での車両登録のやり方をお話してみようと思い
ます。新車はディーラー店頭に在庫してある車から気に入ったのを選んで
「これちょうだい」と言うのが普通です。 色、仕様に気に入ったのがない
場合、注文して後から受け取るケースも勿論ありますが、あまり普通では
ありません。気に入った車が見つかって、セールスマンのブースで支払いの
件が片づけば、その場で車を乗って帰れます。
私自身も経験がありますが、個人として信用してもらえれば、その場で全額
は払わなくても車を受け取れる事もまれではありません。 ディーラーには
D.M.V.(自動車局)のシステムにつながった端末があって、リアルタイムで
登録が完了し、仮登録証がその場で印刷されます。それを窓ガラスに貼れば、
登録完了車両となり走り出せます。プレートと所有権証明書 (俗称ピンク
スリップと言います)は後から自宅宛にD.M.V.から直接郵送されて来る仕組
みです。
個人で売買する際は、ピンクスリップにサインをして代金と引き替えに譲渡
相手に渡します。もう一つ大切なのはピンクスリップの半券に新所有者の
情報を記入して、サインをもらった上でD.M.V.へ郵送する事です。
これにより旧所有者は当該車両にかかる一切の責任を免れます。新所有者は
ピンクスリップを持ってD.M.V.事務所か A.A.A.(アメリカ自動車協会、JAF
をもっと機能的にした純民間組織)へ行って移転登録手続きをします。
新ピンクスリップがその場で発行され手続きは完了です。A.A.A.では
プレートの発行を含め全ての登録手続きが出来ます。また、路上サービスの
ほか、旅行・ルートの相談、地図・州別旅行案内書の無料交付、宿の予約、
保険手続き 等々のサービスがうけられます。 年間会費は$40-ほどです。
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